電子書籍でも買える30代40代向けの女性ファッション誌まとめ

本や雑誌で嫌なところは、どんどん溜まっていって置き場所に困ることですよね。捨てるにしても紐で縛ったり、最近は捨てる日にも気をつけないといけないし本当に面倒くさい。どちらにしろ困ったもんです。特に女性ファッション誌はやたらサイズが大きいし重たい。定期購読なんてした日には、まぁかさばるかさばる。

ということで根本的に解決するなら、やっぱり電子書籍を購入するのが一番でしょう。スマホやタブレット、パソコンなどの端末にダウンロードするだけなので、雑誌が溜まって置き場所に困るなんて問題は起こりません。しかも捨てる必要もなく(容量の問題はありますが)、以前に買った雑誌を見返したいときに、探す手間もかからない(ただし電子書籍の本棚機能は、まだまだ改善の余地がありまくりですが)。

紙版より良い部分もあれば、そうでない部分も勿論あります。小さい端末では文字が小さすぎて読めません。よっていちいち拡大する必要が出てきます。この辺りは紙版より手間がかかります。スマホでは拡大必須、タブレットでも7インチでは拡大必須でしょう。それでも通勤の電車の中で読んだり、会社の休憩時間に読んだり、家でも外でも読めるといった利便性を考えると、拡大の手間はたいした問題ではないかもしれません。スマホの操作でもよく拡大縮小してるだろうし。

スマホやタブレットの普及もあり、需要はどんどん上がってきているようで、各出版社は次々に雑誌のデジタル版の配信をスタートさせています。ということで、電子書籍でも買える30代や40代向けのファッション誌をまとめてみました。出版社によりデジタル版とか電子版とか呼び方もそれぞれなので、その雑誌で呼んでいる名前で記述しています。

Oggi(オッジ)

30歳前後の働く女性に向けたOggi(オッジ)のデジタル版は、2013年11月号からスタート。キャンキャンや姉キャン、プレシャス、ドマーニ、サクラなど、オッジを含む小学館のファッション誌9誌が一斉に電子雑誌の配信を始めました。価格は600円で紙版より100円ちょっと安い。デジタルなのでバッグなどの付録は付いていません(別冊付録はデジタルで付いています)。草なぎ剛さんのコラムで掲載されている人物画像は肖像権の問題により毎回黒塗りです。


BAILA(バイラ)

大人フェミニンなBAILA(バイラ)も電子版を配信しています。集英社は発行する全ファッション誌の電子版の配信を2013年5月より順次スタート。バイラは5月11日発売の2013年6月号から配信が始まっています。価格は600円。初回配信号はキャンペーン価格で450円でした。拡大すると画像がやや粗いですが、文字はなんとか読めます。電子書籍なので当然、冊子以外の付録(ポーチやバッグなど)は付いてきません。たまに切り取って送るタイプの応募券(韓流スターの生写真プレセントとか・・・)がありますが、当然応募できません。別冊付録が左開きの場合(たまにある)、逆から読む必要があるのでちょっと面倒くさい。


CLASSY.(クラッシィ)

いつも小泉里子が可愛らしいCLASSY.(クラッシィ)。発行する光文社はフットワークが鈍いというか、なんでも動きが遅いですよね。そんな光文社も遂に重い腰をあげ、デジタル版の配信をスタートさせました。クラッシィは2015年5月号よりスタートしています。価格は600円。クラッシィは他のファッション誌の電子書籍よりも購入可能期間が短く、発売日から1ヶ月~2ヶ月(正確にはわかりません)後には購入不可になるので注意が必要です。


LEE(リー)

自然体な大人カジュアルを得意とするLEE(リー)。バイラと同様に集英社の全ファッション誌の電子版配信により、5月7日発売の2013年6月号より配信がスタート。価格は600円。拡大すると画像が粗いですが、文字はなんとか読めます。冊子系の付録のみデジタルで付いてきます。LEEって紙版でも他の雑誌と比べて薄くて(内容のことではないですよ)軽いですよね。電子書籍にする意味があるのかないのか・・・。


Domani(ドマーニ)

前向きな働く30代女性に向けた雑誌Domani(ドマーニ)。知花くららさんの卒業はさびしい限りです。そんなドマーニも小学館のオッジと同じ時期2013年11月号から電子雑誌化。電子化創刊号と記念して、紙版の本誌を買うとデジタル版のLite版が無料で読める特典が付いていました。価格は600円。冊子以外の付録は付きません。堂本剛のコラム「なら(ず)もん」に掲載される人物画像は毎号黒塗りです。ええそうですジャニーズですからね!


VERY(ヴェリィ)

アラサーやアラフォーの子供を持つミセスに支持されているVERY(ヴェリィ)。どうでもいいけどママ名刺ってなんなんですかねぇ・・・。ヴェリィは4月7日発売の2015年5月号からデジタル版がスタートしています。価格は600円。冊子以外の付録は付きません。やっと重い腰をあげた光文社。女性誌の中ではスタートがかなり遅かったですね。辻村深月さんの「クローバーナイト」、桐野夏生さんの「ロンリネス ハピセス2」など連載小説は掲載されていません。


STORY(ストーリィ)

40代の働く女性に向けたSTORY(ストーリィ)。いつも富岡佳子さんの笑顔が素敵ですね。ストーリィのデジタル版は4月1日発売の2015年5月号から配信が始まりました。価格は700円。林真理子さんの連載「出好き、ネコ好き、私好き」が掲載されていませんね。2011年にはデジタル通販マガジン「セレSTORY」を創刊しているのに、なぜ本体の方はこんなに遅かったのか。なお、本誌の中にもセレSTORYは付いています。美容系の姉妹誌・美STORYも同時期に配信が始まっています。


Marisol(マリソル)

アクティブな働くアラフォー女性のための上品なファッションを提案するMarisol(マリソル)。リーやバイラと同様に、集英社ファッション誌の一斉電子書籍化に伴い、5月7日発売の2013年6月号より電子版の配信スタート。価格は720円。トートバッグやポーチなど、冊子以外の付録は付いていません。拡大すると画像が粗いですが、文字はなんとか読めます。亀梨和也の連載「Marisol HOMME」に掲載されている人物画像は毎号黒塗りです。


DRESS(ドレス)

40代の独身女性を応援するDRESS(ドレス)。そういえば表紙モデルを務めていた米倉さんはご結婚されましたね・・・。ドレスは2013年4月1日に発売された創刊号からデジタル版を配信しています。多くのファッション誌は、数ヶ月経つと電子雑誌を購入できなくなるのですが、ドレスは創刊号から最新号まで購入することができます。一方で同じ幻冬舎(厳密にはドレスの出版元は子会社ですが)のGINGER(ジンジャー)は未だに紙版のみなんですよねぇ。


Precious (プレシャス)

働くアラサーやアラフォーのラグジュアリーなライフスタイルを提案するPrecious (プレシャス)。オッジやドマーニなどと同様に小学館ファッション誌の一斉電子化に伴い、2013年11月号より配信スタート。価格は700円。付録は冊子のみ付いています。配信スタート記念により、本誌11月号を購入するとデジタル版のLite版が読めました。


eclat(エクラ)

40代から50代の女性に向けたeclat(エクラ)。黒田知永子さんはいくつになっても素敵ですね。集英社の全ファッション誌電子化に伴い、6月1日発売の2013年7月号より配信を開始しています。価格は840円。もともとの紙版がちょっとお高いので、電子版も他の女性誌より高め。拡大するとちょっと画像が粗い。でも文字はなんとか読めます。年齢層高い雑誌ほど画質が求められると思うんですけどねぇ。


HERS (ハース)

40代後半から50代の気負わないカジュアルを提案するHERS (ハース)。賀来千香子さんが表紙モデルを務める雑誌です。お若く見えるのにもうそんなお歳なんですねぇ。ハースもヴェリィやストーリィなどと同じ時期、4月11日発売の2015年5月号よりデジタル版を開始しています。価格は700円。


GOLD (ゴ-ルド)

バブル時代に青春を謳歌した女性に向けたGOLD (ゴ-ルド)。今はゴクミが表紙カバーを飾ってるんですね、今井美樹の方が良かったなぁ。2013年10月発売の創刊号からデジタル版も配信しています。価格は720円。数ヶ月で購入できなくなる電子雑誌が多いなか、ゴールドは創刊号から最新号まで購入可能です。


ざっと紹介しましたが、ここ2年ぐらいで一気に電子書籍化が進みましたね。出版社で見てみると、インレッドやグロウなどを出版する宝島社が未だに電子化の動きがありません。というのも、宝島社は反対の立場をとっているからです。 「宝島社は、電子書籍に反対です」という新聞広告を掲載したことでも話題になりましたね。2010年頃だったか、さて5年経って今はどのように考えているのでしょうか、まわりの出版社はどんどん動いてますが・・・。宝島社って付録が豪華なイメージが強いですよね、リンネルとか付録だけ欲しいなんて人もいるし。付録のついてない宝島社の電子雑誌に需要があるのかないのか。

リーやバイラ、マリソルなどを出版する集英社は、拡大すると画像が粗い(文字は読める)点を改善して欲しい。小学館の雑誌についてはとくに不満はございません。

トートバッグなどの付録が付かないのは仕方ないとして、著作権がらみの問題により、連載小説やエッセイが掲載されなかったりするのは、なんとかして欲しいですね。あのガッカリ感ときたら・・・。それからジャニーズ。黒塗りされてるのは正直怒りを覚えるほどです。お金払って購入してるのにそれはないでしょうと。黒塗りにするなら最初から掲載しないで欲しい。あの黒塗りは萎える・・・。目線だけ黒く入れるのはどうでしょうか。

購入できる期間(ダウンロード期間ではなくて)が各出版社でバラバラなのも混乱します。創刊号から最新号までいつでも購入できるもの、最新号から3~4ヶ月前の号(この辺りはっきりしませんが)までしか購入できないもの、前号ぐらいまでしか購入できないものなど、なんなんでしょうねこの違い。せっかくの電子書籍なのに・・・。

などなど不満もありますが、まだまだ電子雑誌も黎明期?だと思うので、今後もっと読みやすく使いやすくなるでしょう。なんだかんだ言っても、どこでもスマホで読めちゃったりするのは魅力ですよね。まだ電子版を購入したことがない方は、一度試してみてはいかがでしょうか?



このページの先頭へ