ガウチョパンツのコーデ&大人っぽい着こなしのコツ
昨年はワイドパンツが注目されましたが、今年もまたその流れからか、ガウチョパンツが注目されています。ワイドパンツとの大きな違いは丈。普通の丈で裾が広がっているワイドパンツに対して、ガウチョパンツは裾が広がった七分丈ぐらいのパンツ。ミモレ丈のスカートをパンツにしたようなものだと思ってください。
なぜ流行っているのでしょうか?
少し前からエフォートレスな着こなしがじわりとトレンドになっています。肩の力の抜けた自然な装い、気張りすぎないファッションのことなんですが、これがワイドパンツやガウチョパンツなど、ゆったりしたシルエットが流行る背景にあります。昨年の流行であるミモレ丈スカートもまた、エフォートレスな装いに使われるアイテムであり、シルエットが似ているガウチョパンツに注目が集まるのは当然の流れのように感じます。
ガウチョパンツのメリットって何?
ガウチョパンツと一言にいっても、ボリューム感のあるものからワイド感を抑えたものまで、シルエットはさまざま。丈は膝丈からミモレ丈、ロング丈まであり、バリエーションがとても豊富です。一見するとスカートのような幅が広いタイプ、クロップドパンツのような少し細身のタイプなど、実はパンツ派にもスカート派にも取り入れやすいアイテムだったりします。
丈が短めなのでぬけ感が出せるし、太ももが隠せて体型カバーもできる。ボリュームを落とした細身タイプなら足首が細くみせることも可能。ストレスフリーなはき心地など、まさに大人の女性に嬉しいポイントがたくさんあります。ゆったりとしたソフトなシルエットなので、下着のラインを拾わないのも女性には嬉しい。
場所を選ばず、オンにもオフにも使える使い勝手の良さもあります。動きやすく、スカートよりアクティブになれるガウチョパンツは、カジュアルな着こなしにも使えるし、ゆるやかに広がるAラインが女らしいのに甘すぎないので、通勤にもトライしやすいんです。
ガウチョパンツの着こなしは難しくない?
とりあえず買ってみたものの、新しいシルエットなのでどうコーディネートしていいのか悩んでしまう。そんな女性も多いのではないでしょうか。新顔すぎて着こなしが想像しにくいんですよね。でも自分に合ったタイプをセレクトできれば、意外と難しくないんです。
ボリューム感があるので全身のバランスが難しそう・・・
下半身にボリュームがあるので、トップスはコンパクトにまとめるのが正解です。ガウチョパンツは長すぎず、トップスは短め丈や細身シルエット。このバランスが着やすい条件になります。上下ダボダボなシルエットは避けたほうが無難。上手く成功させるのは、おしゃれ上級者でもなければ至難の業です。
身長が低いと似合わなそう・・・
ボリューム感は背の低さを強調してしまう。でも小柄だからって諦める必要はありません。ボリュームのあるタイプは避けること。そして全体的にシルエットがタイトかつ細身のデザインを選ぶこと。一番バランスが取りやすいのはミモレ丈。ミモレ丈かつボリュームを抑えたタイプならバランスが取りやすく、背の低い人にもトライしやすい。
ロング丈は身長が高い人に似合いますが、小柄な人でもボリュームを抑えたスカートっぽく見えるタイプならまぁまぁ悪くはない。ロング丈のストンと落ちるパンツっぽく見えるタイプは、寸胴っぽくなる危険があるので避けたほうが無難です。とにかくバランスが大切。バランスよく着ることがスタイルアップの近道です。
なんとなくモテ力が低そう・・・
ミモレ丈スカートのように見えるタイプなら、女性っぽさ、可愛らしさがあってフェミニン派も取り入れやすい。あとは小物で補うのも1つの手です。華奢なヒールやパンプスなど、足の甲が出る靴で女性らしさをプラスすると、甘辛バランスも適度にキマります。
どんなタイプが似合うのか、大人っぽい着こなしのコツ
『さまざまなタイプがあるので、どれを買ったらいいのかわからない!』といった悩める大人の女性におすすめなのが、ひざ丈からミモレ丈で、ボリューム感を抑えた控えめのAライン。これならガウチョパンツ初心者さんにも取り入れやすい。広がりすぎないシルエットはコンサバ派もフェミニン派も挑戦しやすく、万人に似合います。
そしてトップスはコンパクトにすること。上記でも書きましたが、バランス感が大切。ゆるいトップスとゆるいパンツで、オシャレな着こなしを作るのは難しいんです。オシャレ上級者なら別ですが、そうでなければトップスは、細身シルエットでコンパクトにまとめることをおすすめします。
靴はヒールやパンプスが断然おすすめ。女性らしさをプラスできるうえに、スタイルアップも狙えます。とはいえ休日カジュアルでは、ぺたんこ靴もはきたいところ。でもスリッポンはもっさり見えがち。脚の甲まで靴ですっぽり覆われてしまうせいです。なのでぺたんこ靴を取り入れたい場合は、フラットなポインテッドトゥやレースアップシューズ、サンダルなど、脚の甲が出るタイプの靴を選ぶとスッキリまとまります。
30代や40代の大人の女性でも取り入れやすいデザインはどれでしょう?
それはシルエットがスカートっぽく見えるタイプ、それからワイドパンツっぽくて広がりすぎないタイプ。これならあれこれ考えず、手持ちのトップスと合わせるだけでトレンド感がプラスされ、新鮮な着こなしに仕上げることができます。
スカートっぽく見えるタイプ
ミモレ丈スカートのように見えるガウチョパンツは、大人もトライしやすいタイプです。一見スカートにしか見えないデザインならコーデも簡単。パンツと思わずミドル丈のふんわりスカートと置き換えてみましょう。すると、ほとんどバランスを変えずにコーディネートできちゃいます。
普通にニットやシャツなど、シンプルなトップスとヒール靴を合わせるだけで、簡単に大人っぽく仕上がります。なれ親しんだアイテムと同様なコーデが可能なので、デイリーにもオフィスにも対応できます。タック入りならさらにスカート見え抜群で、通勤にもトライしやすい。
スカート見えタイプの定番コーデには、ネイビーや白のストライプ、淡いピンクなどが合わせやすい。
ネイビー×ボーダートップスは鉄板。大人のマリンスタイルもガウチョパンツなら新鮮です。
清潔感のあるキレイめな着こなしなら、ストライプの白×ライトグレー。ストライプが視線を縦に誘ってくれるのでスタイルアップ効果も抜群。
淡いピンク×白シャツまたはボーダートップスも素敵。淡いピンクがやわらかい女らしさをトッピングしてくれます。
ワイドパンツっぽくて広がりすぎないタイプ
ワイドパンツの丈をカットしたようなこのタイプは、パンツの延長できれいめにまとめると、バランスが良くなります。手持ちのトップスとも合わせやすい。大人っぽい着こなしにするなら、コンサバ度の高いセンタープレス入りがおすすめです。カジュアルな着こなしでも程よいきちんと感をプラスできるし、ストライプのシャツなどをコーデすれば、普通に通勤着としても使えます。
ストンと落ちるシルエットのガウチョパンツをセレクトすると、カジュアルにならず、クラシカルシックなムードでかっこよくキマります。太すぎないキレイめラインで下半身もすっきり。
ワイドパンツタイプの定番コーデには、ネイビー、黒、グレーなど、シャープに見えるダークトーンが合わせやすい。
王道のコンサバコーデならセンタープレスのネイビー×白シャツ、シンプルなモノトーンコーデの黒×白トップス、かっちり感のあるできる女ふうのグレー×白ブラウス。どれもお仕事スタイルに最適です。ネイビー×ブルーシャツのワントーンコーデも好感度が高い着こなしです。