大人の男性におすすめしたい、ジャケットのブランド7選
オトコの装いの主役たるジャケット。30代や40代の大人の男性なら1枚ぐらいは持っていたいところです。「おっさんくさい」と手を出していない人もいるかと思いますが、最近はシャープな美シルエットに仕立てた一着、味わい深くもモダン、カジュアルスタイルもどこか品が漂う、そんなアイテムがたくさん出ています。ということで、アラサーやアラフォーの男性にこそ相応しい大人のジャケットを購入できるブランドを紹介します。
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TAGLIATORE(タリアトーレ)
人気セレクトショップから引く手あまたのTAGLIATORE(タリアトーレ)。クラシックともモードとも取れるジャケットは、目利きもうなる時代に即した仕立てが特徴です。ブランド名は「裁断士」を意味するイタリア語。
生地の開発まで手掛けるオーナー兼デザイナーのピーノ・レラリオ氏が1998年に創業したタリアトーレは、軽妙洒脱なイタリアンテーラードをベースとした本格的な作りを実践しながら、艶やかで抜け感のある作りで日本での知名度も年々上昇。
卓越したカッティング技術に支えられた立体的シルエットこそ、人気の大きな要因です。パッと見はクラシコ、でも実は、生地にも仕立てにも、ディテールにもこってりとこだわりが詰まっている。それがタリアトーレです。
BOGLIOLI(ボリオリ)
オンやオフという枠にとらわれない、自由な生き方とファッションを楽しむ男たちにとって、決して欠くべからざる存在がイタリアのBOGLIOLI(ボリオリ)。イタリアの老練の技と時代の気分が見事にマッチしているアイテムが豊富に揃います。
ボリオリといえば、まるでブルゾンのように軽い軽快な仕立ての「ドーヴァー」が人気。カーディガンのような一枚仕立てでボリオリの名を世にしらしめた、記念碑的モデルです。
今やジャケットの粋を超越し、確固たる世界観を築き上げたボリオリ。ファクトリーとして120年の歴史を持ち、靴以外すべてのアイテムを提案するトータルブランドへと進化を遂げています。持ち味のガーメントダイ加工や仕立て技術を駆使したカジュアルウエアは、抜群の完成度を誇る。
THE GIGI(ザ・ジジ)
2014年秋からジャケットに特化したブランドとしてスタートしたTHE GIGI(ザ・ジジ)。世界最大級のメンズファッション見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ」で鮮烈なデビューを果たしたのは記憶に新しいところ。
手掛けるのはボリオリ一家の三男でデザイナーのジジことピエルイジ・ボリエリ氏。すこぶる遊びの効いたエレガンスを表現するザ・ジジのアイテムは、着流しスタイルを一発で今っぽく見せてくれます。ヌケ感あるこなしに相性抜群。
こだわり抜いて作られた遊び心溢れる生地がジジの魅力。柔らかく表情豊かな素材感と上品なカラーが洒落た雰囲気を演出するザ・ジジは、艶感のあるエレガンスを漂わせる楽ジャケスタイルに最適。羽織るだけで極上の脱力リッチが薫ります。
LARDINI(ラルディーニ)
世界のビッグメゾンの製品を30年以上にわたりつくり続けてきたLARDINI(ラルディーニ)。依然から展開していたオリジナルブランドをラルディーニに変更したのは2000年のこと。
そして2010年春夏、クリエイティブディレクターにルイジ・ラルディーニ氏が就任したことで、一躍イタリアファッション界のトレンドセッターに。常識にとらわれない自由な発想と高い技術力で、テーラードの世界に新風を吹き込んでいます。
底力のあるモダンクラシコの雄ラルディーニは、美しいシルエットのカジュアルジャケットで人気。デニムとコーディネートしてもよし、スラックスとの相性もよく、パフォーマンスに優れた使えるアイテムです。
ernesto(エルネスト)
イタリア・パルマの老舗サルトとして、高級メゾンのOEMを長年手掛けてきたジャンフランコ・ボメザドリ氏が、自社ブランドであるGFBのカジュアルラインとして、2012年にスタートしたernesto(エルネスト)。左袖ボタンにのみつく「e」がアイコン。
サルトリアならではの作りのよさに加え、斬新な色柄と風合いの素材使いは、次なるトレンドを牽引すると言われるほど。エルネストが提案する生地は、他にはない魅力溢れる生地が多く、エルネストの配色提案がトレンドになるなど、今やイタリアのトレンドカラーを左右する存在に。
裏地や芯地を排した一枚仕立ては、立体的な作りがあってこそ活きてくるもの。フォルムが崩れず、構築的な仕立てなのはさすがエルネスト。副資材を極力省きながら、繊細な仕立てに共存するのは、驚くほど軽い着心地。それでいてしっかりとテーラードのシルエットなのが素晴らしい。
Belvest(ベルベスト)
アルド・ニコレット氏がイタリア・パドヴァにて1964年に創業、イタリアを代表する正統派のテーラードブランドとして不動に地位を築いている名門のBelvest(ベルヴェスト)。エルメスやバーバリーなどの高級メゾンのOEMを手掛けてきたことでも有名。
ベルヴェストの2大要素といえば、端正で美しい仕立てと抜群の軽やかさ。バランスがグッと現代的でありながら、イタリアらしい品のよさは見事に保っています。
常に根底にあるのは品のよさ。ジャケットやスーツは都会的なセンスのよさも感じられます。生地自体のハリを活かし、パターンとプレスで立体感を生むのはベルベストの仕立ての真骨頂と言えます。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
1818年にニューヨークにて創業、アメリカで初めて既製服を販売したことでも知られるアメトラの雄、Brooks Brothers(ブルックス・ブラザース)。働くオトコには何かと頼りになるアイテムが揃います。
およそ2世紀にわたってアメトラを牽引し続けるブルックス・ブラザーズは、アメリカントラッドスタイルの礎を築いてきました。また、リンカーンをはじめ、歴代大統領もこちらのスーツを愛用しています。
スーツやジャケットにおいてもアメリカを代表するブランドと言えます。サックススーツやポロカラーシャツなど、世界に先駆け、いまなお今日に紡がれる名品を数多く輩出しています。