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[雑誌レビュー]MEN'S CLUB(メンズクラブ) 2014年11月号。

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MEN'S CLUB(メンズクラブ)11月号は60周年記念号


11月号は創刊60周年を迎える記念号。ということで「60th Anniversary メンズクラブを振り返る」と題して、メンクラ60年の歩みを振り返ります。特集はメンクラの取材の源である「セレクトショップの編集力7番勝負」。人気セレクトショップがイチオシするブランドの名品を比較する。他に60周年ならではの超絶別注企画など。もちろん60周年記念の特別プレゼント企画も実施。タグホイヤーのモナコ Twenty four、セイコーのブライツ、ティソの復刻モデル・クラシックプリンス、ドイツの高級家具、モンブランの万年筆など、ラグジュアリーな商品をプレゼント。モナコとかティソとか100万超えてますがな。ワタクシはビジネスシーンに合いそうなセイコーの時計が欲しい。

今月号は記念号ということで表紙もいつもとちょっと違う。大きな60周年の文字。それから「60年、そしてこれからもずっと。日本の男の“カッコいい”を考える」の文字。パッと見は屏風っぽいというか歴史ものっぽいですが、よーく見るとバックにはこれまで発売されたメンズクラブの表紙がズラリと並んでいます。かなり古そうなイラストの表紙から最近のものまで100冊ぐらい見えます。定期購読も60周年記念で60%OFFの特別割引きを実施。これかなりお得。1冊あたりで換算すると312円。もちろん最初の1年のみですけど、それでも凄い割引きですねぇ。

60周年特別企画の「史上初の超絶別注12」では、トッズのバッグ、エトロのペイズリーショール、デンハムとエストネーションによるカモフラ柄ダウンジャケット、パラブーツのダブルモンクストラップ靴、チーフ、ニットなど、どれもオンやオフに使えそうなアイテムばかり。どれもそれなりのお値段なのは仕方ないけど、チーフが3万9000円はちょっとお高いかなぁ。12番目の別注が旅プランなのは意表を突かれた。京都ってところがまた渋い。気になった別注アイテムはビームスのインナーダウン。シャツっぽいのでアウターで着るとシャツジャケットみたいでエレガント。ジャケットのインナーに着ればシャツっぽくて格好良くきまる。ダウンのインナーは最近いろんなファッション誌で紹介されていますよね。いまいちピンとこなかったが、これならいいかもと思えました。普通に春秋にジャケット感覚で気軽に羽織れそうなのもいい。さすがビームスといったところか。

「60th Anniversary メンズクラブを振り返る」では、1954年の創刊からの長い長い歩みを知ることができます。林信朗氏、小暮昌弘氏、岡良知治氏などの歴代編集長や編集部員、イラストレーターの穂積和夫氏や綿谷寛氏など、そうそうたる顔ぶれ。当時を振り返る対談、アイビーやヘビーデューティー、プレッピーの記事など、当時を知らない私でも読み物としてなかなか楽しめる内容でした。また、ビームスの設楽氏やシップスの鈴木氏、ユナイテッドアローズの栗野氏などなど、ファッション業界の重鎮からのお祝いメッセージも載っています。私が初めて読んだのは20歳ぐらいのときだったか。MEN'S CLUB(メンズクラブ)に掲載されているブランドは大人っぽすぎて本屋でぱらぱらと立ち読みした程度でした。分厚くて重くて紙も固くて、当時は敷居が高く感じたものです。

ところで最近は人気スタイリストによる女性のファッション本が人気です。でも男性向けのファッション本ってあまり見ないですよね。ということで、本誌の戸賀編集長が出版された「結果を出す男はなぜ服にこだわるのか?」なる本がとっても気になるわけですが、これをファッション本ではなくビジネス書だと言うところがメンズクラブらしい。服を変えると肩書きも変わる、スーツは3万円で買い、3万円で捨てろ、仕事ができると思わせる逆三角形(見出しの抜粋)など、ビジネスマンが結果を出すための服や小物の具体的な使い方が満載だとか。表紙は黒スーツと白シャツでほんとにビジネス書みたいな見た目です。ちょっと気になる。

その編集長ですが、相変わら誌面にバンバン出てますね。こんなに編集長が登場する雑誌も珍しい。でも不思議とウザくはない。いやそれにしても若々しい、これで47歳とか恐るべし・・・。タイアップ広告の記事で豆乳飲んでるのを見ると、飲んでみようかしらと思ってしまう。完全にメンクラの思惑どおりですね。まぁ実は1年前から飲んでたりする。私は紅茶味の豆乳が好きで、ジョギングの後に飲んだりしてます。冬はレンチンして温めて飲むのも好きですね。


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