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サーフ系の西海岸ファッションの定番スタイルとその取り入れ方。

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サーフ系の西海岸ファッションの定番スタイルとその取り入れ方

普通っぽいのにこなれて見える、そんな西海岸ファッションは日本でも人気があり、雑誌にもよく取り上げられています。ビーチエリアに多いのはサーファーっぽい気取らないアメカジスタイル。リラックスしたスタイルやデニムが好きで、さらにヴィンテージっぽい雰囲気のスタイルを好む。こういった着こなしを好むLAセレブも多いです。自然体でありながら、男らしいかっこよさも追求するLAカジュアルのスタイルをうまく取り入れるには、どうしたらいいのでしょうか? 定番といわれるアイテムやその着こなしを紹介します。

ざっくりニットをラフに羽織る

デニムにTシャツというアメカジの定番スタイルに、ざっくりニットを羽織る。レザーを合わせるよりも、ほっこり感と温かみのある着こなしは、LAセレブにもよく見かけるスタイルです。なかでもショールカラーのニットは大人っぽさの中にいい意味での脱力感が漂う装いになるのでオススメ。ショールカラーのざっくりニットのジャケットをラフに羽織る場合、ニットは無地よりも存在感のある柄(エスニック柄、カウチン、ノルティック柄など)、インナーには褪せ色のTシャツを合わせるコーディネートにすると、より潮っぽいイメージになり、サーファーっぽさを出せます。

ケーブル編みのざっくりニットも定番ウェア。こちらの場合は柄物より無地の方が、ぬけ感たっぷりのほっこりカジュアルが楽しめます。色はネイビーや黒が使いやすく、カラーものの場合は褪せたような渋い色を選ぶと、オシャレに頑張っているように見えないのに小粋でさりげなく素敵な雰囲気を作り出せます。肩ひじ張らない西海岸ファッションを作るには、これらざっくりニットが強い味方になるので、簡単にLAっぽい雰囲気を出したい場合にも最適。また、ほっこり感やニットのボリュームの緩和したい場合は、足元をデッキシューズにすると、すっきり見せられます。

褪せ色のチェックシャツ

西海岸LAファションの場合、ブルゾンやジャケットのインナーに使うシャツはチェックシャツと白シャツが定番です。サファーっぽいアメカジ好きが愛用するチェックシャツは、ヴィンテージ感のある褪せた色合いのもの。それも小柄ではなく大柄のチェックが多いのが特徴です。大柄では子供っぽくならないかと心配になりますが、褪せ色や渋い色合いを選べば、ほどよく大人カジュアルに仕上がります。太陽に灼けたような褪せたカラー。色は色でもこんなチェック柄のシャツなら、へんにワル目立ちすることもなく大人でもさらっと羽織れます。

シルエットはピッタリめではなく、多少ゆったりめにすると、サーファーっぽいアメカジの着こなしになります。褪せ色チェックシャツに合わせるボトムスは、デニムやチノがよいでしょう。特に淡青デニムは相性抜群。潮っぽさも満点の爽やかな淡青デニムの色落ち加工したものが合います。褪せたチェックシャツに淡青デニム、さらにダウンベストなど合わせると、サーフスタイルの王道にして西海岸ファッションらしさも演出できます。

スウェットシャツとパンツ

デニムにスウェットシャツ、Tシャツにリラックス感のあるスウェットパンツなどの大人らしい脱力リッチなスタイル。楽ちんなスウェットを普段着として、家でも街でも着てしまう。窮屈なオシャレはしない、オシャレのために我慢をしない。そんな自然体を好むサーファーたちに好まれています。スウェットに濃紺デニムパンツを合わせた王道のスタイリングは大人カジュアルに最適。ちょっとタイトめシルエットのスウェットとデニムパンツを合わせて、さらに黒のキャップや袖捲りなどをすると、スウェットのゆるい雰囲気をぐっと抑えることができます。

スウェットはアメカジの王道であるグレーを好む人が多いですが、部屋着に見えないように注意をしたい。とくにスウェットパンツをオシャレ着として街で穿くのは、なかなか勇気がいります。だらしなく見せないためには、すっきりシルエットのものを選ぶこと。きちんと感のあるオシャレな着こなしになります。スウェットパンツのトップスはイメージがしにくいと思いますが、短い丈のブルゾンが意外と相性がよいのでおすすめ。ブルゾンはパンツのスポーティさと馴染みがよく、大人っぽく見せるにはダークトーンで重量感のある一着を選ぶとよいでしょう。

ネイビーのグラデーションコーデ

ワントーンのグラデーションコーデはLAの定番テクニック。トップスやパンツの色のトーンを揃えてグッと大人に見せるグラデーションの着こなし。なかでもネイビーのグラデーションの着こなしが人気あります。ここで紹介したデニムオンデニムのスタイルもブルー系のグラデです。大人のワントーンコーデの鉄板カラーとしてもネイビーは人気。着る人のキャラクターやアイテムを選ばず、誰でも簡単に着こなせるのがネイビーの良いところです。濃淡を駆使したり、素材感のミックスで表情を与えると、オシャレを頑張りすぎているように見えず、ナチュラルに仕上がります。

ブルゾンやテーラードジャケットなど、どんなトップスも濃紺揃えで上品な印象になるのもネイビーのよいところ。ミリタリーなアイテムも青系統の色なら武骨になりすぎず、かつ清潔感も出せます。また、ナイロンブルゾンも濃紺ならスポーティさと端正さの両方が得られます。パンツはすっきり系の濃紺デニムやチノがお約束。パンツをシャツより濃いカラーにするとまとまりやすくなり、美シルエットのものを選ぶと、深みのある濃紺でシルエットが引き立ちます。

レザーのアウター

レザーといってもバイカーのようなスタイルではありません。LAスタイルに多いのが(サーフ系というより西海岸の都会派ですが)Tシャツとデニムの定番スタイルにレザーを羽織るスタイル。クルーネックやヘンリーネック、ゆるめのネックのTシャツを、味のある武骨なレザーのインナーにすると、LAっぽいぬけ感を演出できます。レザーは男の色気が漂うライダースを基調としたジャケットタイプ、フライトジャケット、スウェード仕立てのジャケットなど、シンプルなデザインのものを選ぶとワーカーっぽくなってオススメです。また、全体をタイトなシルエットで着こなすと、グッと大人っぽくて色気のあるコーディネートになります。

インナーにヘンリーTシャツを合わせるとクラシックな雰囲気を作り出せて、落ち着いた印象になります。インナーのTシャツを白にすると、コントラストの効いた清涼感のある着こなしに。ボトムはヴィンテージテイストのブルーデニムを合わせて、裾を軽くロールアップするとバランスがよくなります。インナーのTシャツを黒にして、レザーのブルゾンを合わせるなどワントーンのグラデーションにすると、男らしく精悍で引き締まった印象になります。

デニムオンデニムの着こなし

昔の武骨なワーカーっぽい雰囲気が魅力のデニムオンデニム。より骨太感がアップ、男っぽく魅せることができる定番のスタイルです。グラデーションの着こなしが流行っていますが、デニムでグラデを作るセレブもよく見かけます。デニムシャツとデニムパンツを合わせる王道のスタイリングも、シャツが味わいのある褪せ色ならぬけ感が段違い。やや褪せた色合いの明るいブルーのデニムシャツに、濃紺のダメージジーンズを合わせるなど、トップスよりパンツの色をダークトーンにすると、全体がほどよく引き締まって見えます。

このデニムオンデニムのスタイルをバランスよくまとめるコツは色使いにあります。色の数はなるべく減らすこと、ネイビーと茶色(靴などデニム以外で)の2色にすることで、より男っぽくこなれた着こなしになります。また、単なる労働者スタイルに陥らないためには、デニム自体にもこだわりたい。太めストレートではなく、股下スッキリのテーパードにすると、着こなしのイメージが新鮮になります。さらにアウターにはスウィングトップを合わせたり、ハンチング帽をかぶるなど、現代的なアレンジをすることで、クラシックで端正なスタイルに見せることができます。


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