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環境に優しいジーンズ・デニムのブランド。

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環境に優しいジーンズ・デニムのブランド

ジーンズ・デニムは今やファッションアイテムとして欠かせないものになっています。最近のヴィンテージ加工を施したアイテムは本当にリアルで凄い。しかし一方で、コットン栽培の問題、何度も洗いをかけたり、様々な化学薬品を使った手法など、環境や生産者に優しくないとの指摘もあります。そんな背景もあり、最近はオーガニックコットンを使用したり、使用する水を減らせる漂白方法、リサイクルなど、環境に配慮した取り組みをするデニムブランドが出てきています。

LEE(リー)

世界3大ジーンズに数えられるLEE(リー)。日本ではリーバイスやエドウィンの方が知られていますが、ヘンリー・ディビット・リー氏によって1889年に創業された歴史のあるブランドです。品質と穿きやすさには定評があり、オーガニックコットンのアイテムも販売しています。

LEEは「ボーンインウガンダ」という支援プロジェクトに取り組んでいます。安全な飲み水が得られないウガンダの村に井戸を掘るというこの支援は、ウガンダで栽培されたオーガニックコットンを使用したアイテムを製作・販売することで、その売り上げの一部をウガンダの井戸建設の費用に当てるというもの。デニムを蘇らせる「LeeBirth Project」など、他にも環境をテーマにした様々な企画・イベントを行っています。

TORTOISE(トータス)

デザイナーのルクス・アイクマン氏が手掛けるロサンゼルス発のTORTOISE(トータス)は、他にはできないこだわりの技術によるエコなブイランドとして知られています。卓越したデニムの染色や加工を駆使して徹底したヴィンテージリアリティを追及する一方で、地球環境を意識したモノ作りでも評価が高い。

フォームダイと呼ばれる、水を使わず生地や製品を染める独自技術では、工場排水を劇的に減らす手法を実現。染色に手間と時間のかかる手作業のため大量生産できないものの、それによってほかでは見られない独自の色合いが生まれ、長年はきこんだような風合いに仕上げています。多くの製品や水と必要とするダメージ加工ですが、トータスではリサイクルウォーターやオゾンなどの最新技術を取り入れた、こだわりのアイテムを作っています。

AG(エージー)

エージーは体を美しく見せる美シルエットで40代や30代のメンズに人気のデニムブランド。はきこみ感のある加工はエージーの得意とするところですが、その加工の作業工程ではたくさんの薬品と水が使われています。エージーが取り組んでいるのは、化学薬品の代わりに環境面でやさしい漂白方法オゾンプロセスを導入すること。

オゾンプロセスは有害な排水量も最小限に抑えることが可能。エージーは安全性の高いオゾンを使用することにより、必要だった水の量は最小限に抑えられるようになり、導入以来、節約された水量は1100万トンにも及ぶとか。そのほか、製作工程で使用する薬品も安全性に徹底的にこだわり、生物分解が可能なものに限っています。

Levi's(リーバイス)

オーセンティックな見た目が人気のリーバイス。LEEやWranglerと並ぶ世界3大ジーンズの1つに数えられる歴史あるブランドですが、そんなリーバイスが真剣に取り組んでいるのが、生産工程で使用する水の量を削減したウォーターレスのデニム。水分量を徹底的に節約しつつ、従来の加工クオリティを維持しているのはさすがリーバイス。

独自の加工を施すために、生産工程で通常3~10回も粗いを掛けるのが普通ですが、リーバイスは水の代わりにオゾンを使った洗いを採用。染色や加工を妥協したわけではなく、ストーンウォッシュの水を排除したり、さまざまな手法をこらすなど、当たり前のように行っていた工程を見直し、クオリティやデザインを妥協することなく水量を減らしています。

Denime(ドゥニーム)

時代の空気感を伝えるリメイク、徹底的にこだわるモノ作りが特徴のDenime(ドゥニーム)は、デザイナーの林芳亨氏が1988年に立ち上げた国産ブランド。名前の由来はデニムの語源である「de nime」。リユースやリサイクルを大事にするドゥニームは「Re:プロジェクト」という取り組みを行っています。

ユーザーがはかなくなったドゥームのデニムを各店舗で回収し、その引き換えにクーポンチケット(ドゥームの定番モデルを購入できる)がもらえる。そして引き取られたジーンズは生地を分解して新たな商品として生まれ変わります。左右で色落ちが違うアップリサイクルなアイテムなど、ユニークなアイテムも。

Nudie Jeans(ヌーディージーンズ)

ヨーロッパLEEのデザイナーを務めていたマリア・エリクソン氏により、2001年にスタートしたスウェーデン発のNudie Jeans(ヌーディージーンズ)。コットン栽培が社会問題化しているなか、素材にエコなオーガニックコットンを使用していることでも知られています。

オーガニックコットンが認可されるためには、3年以上もの間、化学肥料や農薬、除草剤、添加物などをいっさい使用しない農場で栽培しなければなりません。ヌーディージーンズはそんな厳しい基準をクリアしたオリジナルのドライオーガニックコットンを使用。2012年には全てのデニム商品の素材をオーガニックコットン100%にすることを発表し、エコジーンズブランドとして確固たる信頼を得ています。

REPLAY(リプレイ)

イタリア発のREPLAY(リプレイ)は、クラウディオ・ブジオール氏により1978年にスタートしたヨーロッパで人気のブランド。すっきりとした美しいシルエットはさすがイタリアブランドといったところ。そしてリプレイの醍醐味といえば、ヴィンテージさながらのウォッシュド加工。

本来であれば多くの薬品が必要となりますが、リプレイではなるべく化学薬品を使わず、環境に影響の少ないレーザー技術を使用。天然顔料配合の冷温水で丹念に洗いをかけ、3Dマネキンに着せてドライ加工をするなど、最新技術と人の手の融合でナチュラルな色落ちを再現しています。地球にやさしいダメージジーンズだから、いっそう自然な風合いになるというわけです。

G-Star RAW(ジースターロゥ)

オランダ発のG-Star RAW(ジースターロゥ)は、リアルなヴィンテージ加工と独創的な裁断が特徴です。ジースターロゥのエコへのアプローチは他とはちょっと違う。海に廃棄されたペットボトルを再利用したコレクション「RAW for the Oceans(ロゥ・フォー・ザ・オーシャン)」を2014年から展開しています。

海洋プラスチック汚染の深刻さは世界的にも問題視されています。そこでジースターロゥはバイオニックヤーン社との連携のもと、海に投棄されたペットボトルを繊維として再利用し、ウェアとして蘇らせています。ファーストコレクションでは10トンものペットボトルが再利用されました。肌さわりは気持ちよく、地球への優しさを感じられる優しい素材感になっています。

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