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清潔感のあるメンズファッション、気をつけるべきポイントとは?

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清潔感のあるメンズファッション、気をつけるべきポイントとは?

若い頃は着たいと思う服装をしていればいいけれど、大人になるとそうもいきません。カジュアルな服装の中にも、ある程度のきちんと感や清潔感、品のよさが必要になってきます。清潔感があり好感度の高い服装、ようはきれいめカジュアルのことなんですが、気をつけないとオジサンっぽい服装になってしまう。老けてみえるのは誰もが避けたいですよね。

また、多くの男性は歳とともにオシャレをするのが面倒になってきます。オシャレが嫌なわけではなく、ただ面倒くさい。でもそれなりにカッコよく見られたい、女性によく見られたい。都合の良い話ではありますが実際そんなもんです。

そんなわけで当然、どんなアイテムを選んだらいいのかわからない。そんな迷える大人の男性のために、気をつけるべきアイテム選び、コーデが参考になるファッション誌、きれいめ系のメンズブランドを紹介します。

清潔感と好感度、そして品のよいアイテムとは

大人の男性はただでさえ脂っこいので、清潔感のある服装は必須と言えます。それにきれいめファッションは女性ウケもよく好印象。大人ならさらに一歩進んで上品さやリッチ感もプラスしたいところです。

きれいめな着こなしをするうえで代表格なアイテムといえば、シャツ、カーディガン、ニット、ジャケット、チノパンでしょうか。カジュアルなスタイルなので、ボトムスにはジーンズやショーツも加えましょう。

サイズ感はジャストかちょいタイトを選ぶこと。ユッタリではアメカジ風か、下手するとだらしなく見えてしまう。逆にタイト過ぎるのも考えもの。いかにもオシャレ頑張ってますって感じですよね。大人が目指すべきは「さりげないオシャレ」です。

ではこれらアイテムをもっと具体的に見ていきましょう。

シャツ

ほどよいきちんと感と品のよさを得られるシャツは、大人カジュアルに欠かせないアイテム。これはきれいめなファッションに限ったことではなく、どんなスタイルでも同じこと。シャツは大人の装いの鉄板アイテムなのです。

基本は無地。ネイビー、グレー、白、淡い色合い・ニュアンスカラーなどが大人っぽくシックにキマるのでおすすめです。模様や柄は小さめを選ぶこと。チェックなら小柄もしくはギンガムチェック。ストライプ柄や細かいドット柄、ブラックウォッチ(青地に緑と黒の格子)も清潔感のある装いにぴったり合います。

前のボタンは一番上1つぐらい開けてもいいですが、基本的に前は閉めること。絶対に駄目ってことはないですが、前は閉めたほうが品の良さを出せます。ボタンを閉める場合はついでに腕も捲くりましょう。たったそれだけでこなれ感を出せるので、やらない手はありません。

また、襟はボタンダウン(襟の先に小さいボタンが付いてるもの)を選んだ方が、より上品な雰囲気を醸しだせます。選べる状況なら、迷わずボタンダウンを選びましょう。

ポロシャツ

シャツが大人の装いに合うとは言っても、正直、暑い時期には着ていられません。となれば必然的にポロシャツの出番になるわけです。どうもおっさん臭いイメージのあるポロシャツですが、チョイスさえ間違えなければ、大人っぽくて爽やかな雰囲気に仕上げることが出来ます。

落ち着いた大人の雰囲気を意識するなら、原色やビビットカラーは避けましょう。おすすめのカラーはグレー、ネイビー。ただし、明るい色味を選ぶとワキ汗のシミが目立つので注意が必要です。爽やかな白も夏っぽくていいですね。

襟はシャツと同じ理由でボタンダウンがおすすめ。上品なラウンドカラー(先が丸い襟)も合います。

柄はアーガイル(菱形の模様、カーディガンにもよく使われる柄)が上品でおすすめです。流行すたりがないトラッドな柄は、大人カジュアルのシックな着こなしに最適。ボーダー柄もきれいめに合いますが、より大人っぽく見せたいなら細めボーダーにしましょう。

Tシャツ

一番快適なのはやっぱりTシャツ。最近の夏はオシャレなんか気にしていられないほど暑いですからね。ポロシャツでは耐えられない日もあります。でもTシャツで大人っぽく見せるのは、なかなか難しいのが本音です。

Tシャツもネイビーが鉄板。涼しい色なうえに知的に見える、品のよさもある。ネイビーはTシャツに限らず、大人カジュアルに欠かせないカラーと言えます。白も爽やかで夏っぽくて良いけれど、無地ではおっさんの肌着状態に陥ってしまう危険性も。上質な素材にしたり、ちょっとしたプリントなど、プラスアルファの要素があると攻略しやすい。

プリントは控えめなもの、大きな場所を取らないタイプを選ぶこと。カラフルなプリントや主張しすぎな大きめのプリントは避けましょう。メッセージプリントはTシャツに近い色にすると、グッと大人っぽい雰囲気に仕上がります。例えばネイビーTに黒のメッセージ、グレーTに黒やブラウンのメッセージなど、一見すると無地に見えないこともない、それくらいが意外とこなれ感を出してくれるのです。

ボーダー柄はピッチの狭い細めボーダーが上品。優しいカラーの同系色ボーダーが大人に馴染みやすい。
無地ではなにか物足りないという方は、胸ポケット付きを選びましょう。それだけでアクセントになるのでおすすめです。

杢調(霜降りっぽいもの)もおすすめです。杢といえばサーフ、西海岸カジュアルのイメージがありますが、爽やかなので、きれいめな着こなしにも合います。

ニット

ニットは秋冬から春先まで、きれいめコーデのメインとして活躍するアイテム。汎用性の高いシンプルなデザインを選ぶとコーデしやすい。清潔感のある着こなしを考えるなら、インにシャツを合わせたコーディネートが鉄板。Vネックでも丸首でも問題ない。カラーも特になんでも合いますが、白が今っぽい。清潔感があり、ぬけ感もだせる白ニットは、女性からの好感度も高いのでおすすめです。

休日のカジュアルならタートルネックもおすすめしたい。コーデを意識することなく、それだけで上品でエレガントな雰囲気を作り出せます。タートルの部分がゆったりめのニットも最近はよく見かけます。こちらの方が今っぽさとこなれ感を出せますね。ショールカラーのニットも上品で大人カジュアルに合います。

カーディガン

着るだけできちんと感のあるカーディガンは、女性にも好印象でオフィスカジュアルとしても重宝するアイテム。ネイビーやグレー、バーガンディ(ワインっぽい色)が大人っぽくなります。

インナーはシャツでもカットソーでも清潔感を出せますが、迷った場合はとにかく白色のインナーにしてみましょう。これはカーディガンに限った話ではないのですが、コーディネートに白アイテムを加えるとぬけ感とメリハリが出るんです。女性ウケは確実にいい。

柄物のカーディガンは、落ち着いた色目のアーガイル柄やギンガムチェックがあしらわれたものなど、トラッドなテイストの柄を選ぶと大人っぽい雰囲気を出せます。カーディガンに合わせるボトムスは、カジュアルなジーンズではなく、チノパンの方が大人然としていてシック。

腕まくりはカーディガンでも有効。なにか足りないと思ったら、腕まくりをしてみてください。俄然こなれ感がでます。

ジャケット

きれいめコーデのアウターといえばテーラードジャケット。きちんとした着こなしは勿論、ジーンズなどを合わせたカジュアルなアイテムとの相性もよく、着こなしの幅が広いので1枚は持っていたいアイテムです。

カラーはやっぱり紺ジャケが一番。次にグレーと黒。ジャージー素材やニットなど、リラックス感のある素材のジャケットもおすすめ。クシャっとした素材の軽く羽織れるタイプは、ジャケットのかっちり感をほどよく軽減してくれます。カーディガン感覚でサッと羽織れるのも魅力。

ジャケットに合わせるインナーは、チェックシャツや無地、白シャツが合います。紺ジャケ+無地の水色シャツ、グレージャケ+白Tなど、グラデーションのコーデも清潔感があって女性に好印象。

ジャケット以外のアウターとなると、コート系の相性が良い。ステンカラーコートやチェスター、キルティングコートなどは、上品でクラシックな佇まいが魅力。ダッフルも実はおすすめで、意外と女性人気が高くキュンとくるようです。ダウンジャケットはボリューム感が出ないタイプを選ぶと良いでしょう。

ボトムス

きれいめのボトムスといえばチノパン。シルエットは腰まわりに若干ゆとりがあり、裾に向かってスッと細くなっていくテーパードタイプがおすすめです。裾まわりスッキリのテーパードパンツは清潔感もあるうえに、足を細く長く見せる効果もあるので、上品というよりだらしなく見えない。細すぎるシルエットのパンツ、スキニーなどは女性ウケが悪いのでやめましょう。

ジーンズについてはノンウォッシュのリジットデニム、または軽くユーズド加工を施したもの。加工しすぎのタイプや破れているジーンズは、清潔感のある装いに合いません。ユーズド加工はあくまでさりげなくが基本です。
リジッドデニムはちょっとだけ裾をロールアップしてみましょう。これがあるかないかで印象がずいぶん変わってきます。

カラーは濃紺が一番。爽やかな白デニムもきれいめファッションには合いますが、「さりげなくオシャレな大人カジュアル」とは少し違う気がします。

それからショーツ(短パン)。今や真夏になると当たり前のように見かけるショーツですが、大人にとってはややハードルが高いアイテムといえます。まず毛深い人はあきらめましょう、どう考えても清潔感は出せません。

色白すぎる足もダメ。極端に短すぎる丈も子供みたいで論外、ひざ丈ぐらいがベストです。コーデはシャツやカットソーと合わせてラフに。モノトーンでシンプルにまとめるとクールにきまります。

清潔感のあるコーディネートが参考になるファッション誌

アイテム選びの次はコーデです。どんな着こなしにしたら清潔感を出せるのだろうか? と考えるときやっぱり参考になるのはファッション誌に掲載されているコーディネート。

ストリート系だったりアメカジだったり、コンサバ、サーフ系など、様々なテイストのメンズファッション誌があります。その中から大人向けで、かつ爽やかなコーディネートが掲載されている雑誌を探してみました。

UOMO(ウオモ)

きれいめ系といえばメンズノンノでしょうか。でもこれは若い男性向け。同じ集英社が発行しているUOMO(ウオモ)は、メンズノンノを卒業した30代から40代の大人の男性に向けた雑誌。よって中身も清潔感のあるきれいめなカジュアル、爽やかで品のあるコーディネートがたくさん掲載されています。
UOMO(ウオモ)掲載アイテム・ブランド一覧

UOMOは男性誌にはめずらしく女性編集者が多く、編集長も女性。内容も女性目線のもの、女性ウケを意識した記事が多いのも特徴です。紙面のデザインは男性誌にしては非常に凝っていて女性誌なみ。好感度の高い爽やかコーデ、スナップはとても参考になります。

MEN'S CLUB(メンズクラブ)

テイストが近いコンサバ系の雑誌なら、MEN'S CLUB(メンズクラブ)もおすすめ。「品のある大人のカッコいい」を提案するメンクラは、スーツやジャケットの正統派な着こなしからオフの上品カジュアルまで、清潔感のあるコーディネートが多数掲載されています。ジャケパンのコーデが多く、定期的に街頭スナップも掲載されています。

大人のきれいめカジュアルにぴったりのメンズブランド

清潔感のある着こなしは、きれいめなスタイルを提案するブランドから選ぶと失敗しません。そこからさらに大人向けのブランドに絞っていく。UOMOあたりのメンズファッション誌に掲載されているようなブランドが、それに当たります。

その中から代表的なメンズブランドをいくつか紹介します。
きれいめブランドについては以下のページでもまとめているので、参考にしていただければと思います。
きれいめカジュアル・30代40代の清潔感のあるメンズファッション

EDIFICE(エディフィス)

エディフィスは幅広い年齢層に人気があるブランド・セレクトショップ。シンプルかつクリーンなフレンチブランド、シックで大人っぽい雰囲気のトラッド系ブランドなど、品のよい大人カジュアルに最適なアイテムが揃うショップです。

THEORY(セオリー)

大人の働く女性に人気のセオリーですが、メンズもコンサバよりのきれいめアイテムが揃っています。シンプルなデザインはオンにもオフにも重宝すつこと間違いなし。美しいシルエットに定評があり、着ると心まで引き締まるジャケットやパンツはさすが。ビジネスカジュアルにも最適。

MAISON KITSUNE(メゾンキツネ)

2002年にスタートしたメゾンキツネは、フレンチスタイルを継承する注目株のブランド。シンプルななかにもフランスらしいクリーンで育ちのよさを感じさせるメゾンキツネの服は、清潔感や品のよさを必要とする大人カジュアルにぴったり。キツネパッチがおちゃめで、モードの国らしい大胆さも備えています。

A.P.C.(アーペーセー)

30代40代には懐かしいフレンチトラッドのブランド。きれいめスタイルに合わせるデニムには、A.P.C.のリジッドデニムがよく似合います。シンプルなデザインをベースにして、絶妙なパターン、そして素材を用いたクリエイションを得意とするA.P.C.のデニムは、現代的で上品かつスマート。そんな印象が随所から受け取れます。

JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)

ジョンスメドレーは超軽量上質ニットウェアで世界的に有名なイギリス発のブランド。着心地抜群の細かな編み目が特徴です。清潔感のある着こなしに合うシンプルなニット、カーディガンが揃っています。型崩れしにくく、着心地もすこぶる良い。品のよさも格別。定番として季節ごとに手に入れたい。



以上、清潔感のある大人カジュアルについてお話しました。アイテムにしてもコーディネートにしても、ちょっとした違いなんです。なにもオシャレ上級者になる必要はなく、いい大人がオシャレを頑張りすぎても引かれるだけです。ポイントだけ押さえれば意外と簡単に、きれいめな好感度の高い着こなしが出来るのです。

清潔感があって品のよい、さりげなくオシャレ、気負わない大人カジュアル。おしゃれ大好き!な上級者ではない普通の男性はここを目指すべきだと考えます。

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