ヴィンテージ感がほどよい大人デニムが買えるブランド
30代40代になってくると、正直おしゃれをするのも面倒くさくなってきますよね。でもおしゃれが嫌なわけじゃない。そんな大人のカジュアルスタイルには、あれこれ難しいことを考えずに使えるデニムパンツは手放せないアイテムといえます。大人らしくこなす秘訣はダメージやユーズド感。それもあくまでさえりげないくらいの「ちょいダメ」デニムが断然いい。これ1本でこなれて見える、今どきシルエットのちょいダメ大人デニムが買えるブランドを紹介します。
rag&bone/JEAN(ラグ&ボーンジーン)
パターンやカッティング、縫製などの技術に定評のあるラグ&ボーンは、洗練されたアメカジを提案するニューヨークブランド。デニムやカーゴパンツなど、構築的なワークアイテムを得意とするラグ&ボーンのスタンダードなスリムストレートは、もともとデニムから始まったブランドだけにいまどきシルエットで美しい。ほどよいダメージを施し何年も穿き込んだようなヴィンテージ感を表現した1本はベーシックに穿ける大人ジーンズの代表格。キレイめの合わせを意識すれば、着こなしもぐっと今っぽくまとまります。
LEVI'S VINTAGE CLOTHING(リーバイスヴィンテージクロージング)
時代を代表する古いモデルにスポットを当てた復刻版のライン。ダメージ加工のデニムならやはりリーバイス(LVC)は外せません。1947年モデルの501は、モダナイズされていないクラシックなストレートシルエットと色落ち感が男ウケ抜群。クラシックながら野暮ったくもなく表情はすっきり。王道のブルージーンズですが、チェックシャツなどのアメカジっぽい着こなしも意外とクリーンな印象にまとまります。
AG(エージー)
LAセレブ御用達のエージー。女性に人気のデニムブランドですが、最近はメンズにも人気があります。定番のマッチボックスは、長年はき込んだようなヴィンテージ加工が特徴。脚のラインを過度に出さないよう配慮されたスリムストレート、かつストレッチ入りなのでとても優しい穿き心地。さらっとTシャツを合わせた西海岸っぽい着こなしもいいですが、ジャケットを羽織って今っぽいきれいめカジュアルに振ってもお洒落。
N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)
エヌハリウッドは国内はもとより海外での評価も高いドメスティックブランド。デザイナーの尾花大輔氏は、もとももと古着屋のバイヤー出身であることから、ユーズドからインスパイアされたアイテムを得意とし、さりげなくヴィンテージ加工を施したブランドのデニムはオンにもオフにも使えます。オーセンティックなアメリカのワークテイストを絶妙にモダナイズしたジーンズは、きれいめカジュアルに落とし込めばこなれた印象になり、オンのジャケットにも適度な味を加えながら、あくまでクリーンさを損なわない。
HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)
アメリカのオーセンティック感を踏襲したスリムシルエットに、ごく自然な色落ちとダメージ加工、スタンダードで良質なデニムはヒステリックグラマーの得意とするところ。ポケットのスタッズラインなど、見えにくい部分のさりげないアクセントも男心をくすぐられるポイント。パーカーやシャツをネイビー系のワントーンでまとめれば、ラフなパーカースタイルも子どもっぽくならず、オフのリラックスカジュアルも知的な雰囲気を演出できます。
ARMANI JEANS(アルマーニジーンズ)
アルマーニジーンズはデザイナーのジョルジオ・アルマーニが提案するジーンズを中心としたカジュアルライン。コインポケットと背面のウエストまわりに、デニムの裏地のような切り替えを施したアルマーニジーンスのスリムストレートがおすすめ。一見デザイン性の強いディテールも、穿いてみるとあくまでさりげないアクセントに。鮮やかなグリーンのニットカーディガンなど、トップスはトラッドっぽい着こなしにするとバランスよくまとまります。
Paul Smith JEANS(ポールスミスジーンズ)
比較的安価なポールスミスジーンズ。フロントやバックに外付けポケットを施したベイカーパンツタイプがおすすめ。太めのシルエットですが、ベイカーパンツ特有のストンとしたシルエットなので、野暮ったさはなくキレイめ感はキープ。腿が太めの人でもすっきりした印象にまとまるのが魅力です。