ヴィンテージなディテールや風合いを再現するデニム
30代や40代の大人の男性にはヴィンテージなアイテムがよく似合います。自然な風合い、ユーズド感など味のあるアイテムは、さまざまな経験をつんだ大人だからこそぴったりハマる。最近は様々なヴィンテージ加工のアイテムが登場していますが、とくにジーンズは多くのブランドが味のあるジーンズを出していますね。また風味だけに留まらず、昔のディテールを再現するブランドも出てきています。時代の移り変わりにより変更されたディテールも多く、そんな古きよきディテールを踏襲して、今っぽく現代風にアップデートされたデニムを紹介します。
KURO（クロ）
イタリアで火が点き日本に逆輸入。大人の30代40代の間で話題のブランド、KURO（クロ）には大人の欲しいものが揃っています。その筆頭となる看板アイテムが圧巻のヴィンテージウオッシュ加工のデニム。見所は色落ちだけでなく、バックの破れたパッチ。1950年代のアメリカでは乾燥機の普及により縮む心配のない紙パッチが使われていたが、破れてしまうことも多かった。そんなヴィンテージならではのツボをデザインとして再現しています。
PREDAWN（プリドーン）
PREDAWNといってもシンガーソングライターの清水美和子さんのことではありません。2013年よりスタートしたライフスタイルウェアブランド。アウトドアやストリートなどのテイストを取り入れた独自のスタイルで話題。温度調節素材Outlastを採用したハイスペックなジーンズでも話題のPREDAWN（プリドーン）ですが、注目したいのはボタン。同ブランドのリジッドデニムは、第二次世界大戦の時代に使われていた月桂樹やドーナツボタンを踏襲しています。
Gypsy&sons（ジプシー＆サンズ）
名前のとおり自由に囚われないスタイルを目ざすGypsy&sons（ジプシー＆サンズ）は、ヴィンテージの風合いと都会的なシルエットを織り交ぜたアイテムを提案するブランドです。当然ジーンズも得意とするところで、バックにあるシンチベルトは、まだベルトループがない時代、ウエストを調節する目的で付けられたディテール。本来は針で留めるタイプだが、サビ加工のボタン仕様にアップデート。センターに縫い付けられた布パッチも当時のヴィンテージを思わせるポイント。
ほどよい風合いのナチュラルなウォッシュドデニムも最近はたくさん出ています。大人としてはやりすぎない程度の色落ちにとどめたい。そんな落ち着いた30代や40代の大人に最適のジーンズはこちら。
FREE CITY（フリーシティ）
アメリカロサンゼルス・ハリウッド発のフリーシティが手掛けるジーンズは、日常的に使えるシンプルなデザインが魅力。ナチュラルな色落ちやはきこみ感は、ヴィンテージが似合う30代や40代の男性にぴったり。ふらっと近所のカフェに出かけたりするのに最適です。
Levi's（リーバイス）
リーバイスはやはり特別。ファッションアイテムへと進化した1960年代の象徴、ホワイトタブをインスパイアし、西海岸の文化をミックスしたリーバイスカリフォルニアコレクションは、ベーシックなので着こなしを選ばない。ナチュラスな色落ちのウォッシュドデニムはじつに西海岸的。
BANANA REPUBLIC（バナナ・リパリック）
バナナ・リパブリックのデニムは、はく人を選ばないシンプルなデザインでナチュラルだけど都会的。アタリや裾の破れなど、計算しつくされたナチュラルなはきこみ感を再現したアイテムは、ワークっぽさを感じさないステッチなど都会的なエッセンスも取り入れています。